体内の血管壁などにたまったコレステロールを肝臓に運ぶ役割を持つ。その役割から善玉コレステロールと呼ばれることもある。
コレステロールは脂質のひとつで、細胞の膜やホルモンなどの原料となり、体に必須のものです。たんぱく質などと結合し、リポ蛋白として血液中にとけ込んでいます。
HDLは「High Density Lipoprotein」の頭文字で、高比重リポ蛋白を意味します。HDLそのものはコレステロールを運ぶ粒子であり、血管壁などにたまったコレステロールを肝臓へ運ぶ役割を持っています。このHDLが運んでいるコレステロール量を「HDLコレステロール」と呼び、一般に善玉コレステロールとされています。一方、LDL(低比重リポ蛋白)は、肝臓から全身へコレステロールを運ぶ役割を担っており、その中に含まれるコレステロール量は「LDLコレステロール」と呼ばれ、悪玉コレステロールとされます。このふたつのコレステロールのバランスが崩れると、脂質異常症と呼ばれる状態になります。
HDLコレステロール値は、低い場合に心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の発症が増加すると言われています。禁煙、運動、肥満の解消などを通して、HDLコレステロールを増加させるよう努めることが大切です。
(最終更新日:2025年12月15日)