発がん性物質

がんを誘発するか、またはその発生率を増加させる化学物質。

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喫煙とがん

たばこの煙の中には、多くの発がん性物質が含まれます。喫煙は、多くの発がん性物質への暴露やDNAの損傷を引き起こし、がんのリスクを高めます。喫煙との因果関係が明らかになっているがんには、肺がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、子宮頸がん、膀胱がんがあります。また、がん患者の喫煙は、生命予後を悪化させること、および二次がんを引き起こしやすくすることもわかっています。

たばこの形態

たばこには様々な形態があり、世界の各地で用いられています。火をつけるつけないにかかわらず、ニコチン及び発がん性物質に曝露されるという点で、すべてのたばこには健康影響の懸念があります。

アルコールとがん

世界保健機関(WHO)は2007年の評価会議で、飲酒は頭頸部(口腔・咽頭・喉頭)がん・食道がん(扁平上皮がん)・肝臓がん・大腸がん・女性の乳がんの原因となると認定し[1]、世界がん研究基金(WCRF)は2018年に、飲酒は胃がんの原因になると認定しました[2]。アルコール飲料中のエタノールとその代謝産物のアセトアルデヒドの両者に発がん性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アセトアルデヒドが食道と頭頸部のがんの原因となると結論づけられています。がん予防の観点からは、飲酒に安全な量はなく、最も望ましいのは飲まないことです。飲まない人や体質的に飲めない人などは、無理に飲まないようにしましょう。