あの取組のいま「福井県」編
今回は、過去「第7回健康寿命をのばそう!アワード」において「厚生労働大臣 自治体部門 優秀賞」を獲得された、
福井県の「『スニーカービズ』運動 ~ スニーカーを履いてプラス1000歩 ~」について、
当時の取り組みや現在の様子をインタビューしてみました。

Q.過去のアワードで受賞されました取組内容について、改めてどのような取り組みをされていたか教えてください。

A.福井県では、全国有数の車社会であることから、働き世代の日常の歩数増加を目的に、平成29年度から「スニーカービズ」を開始しました。
通勤や勤務中に歩きやすい靴を着用し、自然に歩く機会を増やすことで、1日プラス1,000歩を目指す取り組みです。
忙しい中でも取り組みやすく、健康づくりを習慣化しやすいことが大きな特徴です。
Q.この取り組みを始められた背景や、当時抱えていた課題を教えてください。
A.本県は健康寿命が全国トップクラスである一方、車社会のため歩数が全国平均を下回ることが課題でした。
忙しい働き世代でも無理なく実践できる運動として、靴を履き替えるだけで歩数増加につながるスニーカービズを企画しました。日常生活の中で自然に運動量を増やせる点を重視しています。
Q.アワードの受賞から数年が経ちました。当時の取り組みの継続や発展によって、どのような成果が出ましたか。
A.スニーカービズは県内企業や市町へ広がり、現在も健康経営や職場の健康づくりの実践例として活用されています。
また、歩くことを意識するきっかけづくりとして、ウォーキングイベントや各種健康づくり施策と連携しながら、県民の運動習慣の定着を後押ししています。健康づくりを身近にする取り組みとして根付いています。
Q.アワードの受賞から今日まで取り組みを続けてこられた理由や、工夫されている点を教えてください。

A.特別な設備や費用を必要とせず、誰でも始めやすいことが継続の大きな理由です。
また、「歩くこと」を目的化するのではなく、通勤や仕事の中で自然に実践できる取り組みとして発信してきました。
現在は単独での事業は行っていませんが、第5次元気な福井の健康づくり応援計画の中で「ふくい健康づくり実践事業所」の認定基準の一つに加える等、引き続き普及の取り組みを行っています。
Q.最後に、これから健康経営に取り組む企業・団体・自治体や、アワードへの応募を考えている方へメッセージをお願いします。
A.健康づくりは、まず「できることから始める」ことが大切です。
スニーカービズのように日常生活に取り入れやすい工夫は、多くの人の行動変容につながり、歩行の習慣の創出につながると考えています。
地域や組織ごとに抱えている課題は異なると思いますが、歩く機会が少なくなっていることに問題意識をお持ちの場合は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。