メッツ / METs(めっつ)

身体活動の強度の単位で、安静座位時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。

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メッツとは身体活動の強度の単位です。
安静座位時(静かに座っている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで、活動の強度を示します。

立っている状態が2メッツ程度、歩く・軽い筋トレをする・掃除機をかける・洗車する・子どもと遊ぶなどは3メッツ程度、やや速歩・ゴルフ(ラウンド)・通勤で自転車に乗る・階段をゆっくり上るなどは4メッツ程度、ゆっくりとしたジョギングなどは6メッツ、エアロビクスなどは7メッツ、ランニング・クロールで泳ぐ・重い荷物を運搬するなどは8メッツ程度といったように、様々な活動の強度が明らかになっています。

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」には、生活活動と運動それぞれの代表的な活動のメッツを一覧にした表が記載されています[1]。また、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の栄養代謝研究室のホームページでは関連データベース等として、成人、高齢者、車いす利用者のメッツ表が公開されています。

(最終更新日:2025年2月17日)

澤田 亨

澤田 亨 さわだ すすむ

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ疫学研究室 教授

1983年福岡大学体育学部卒業。1985年順天堂大学大学院体育学研究科修了。博士(医学)。東京ガス株式会社人事部健康づくり担当者、国立健康・栄養研究所室長を経て、2018年に早稲田大学スポーツ科学学術院に教授として着任。体力と健康に関する研究に従事。専門はスポーツ疫学、公衆衛生学。

参考文献

  1. 厚生労働省.健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html