歯石(しせき)

唾液に含まれるカルシウムやリン酸成分が歯垢(プラーク)に沈着(石灰化)し、歯の表面に石のように硬く付着したもの。

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歯石は、容易に除去することができないため、歯科医院にて、専用の器具を用いて除去する必要があります。

歯肉より上の歯の表面についているものを「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」といい、白っぽい色で比較的柔らかいのが特徴です。また、歯周病が進行して歯と歯肉の溝が深くなったところ(歯周ポケット)にできるものを「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」といい、歯と歯肉の間(歯肉溝)からの浸出液の成分が含まれており、黒褐色で硬いのが特徴です。

歯石そのものは、歯周病の直接的な原因にはなりませんが、歯石の表面はざらついているため、プラークが付着しやすく、歯周病の間接的な原因となります。歯石除去については、「PMTC(歯石除去・歯面清掃)」を参照してください。

(最終更新日:2026年3月2日)

福田 英輝

福田 英輝 ふくだ ひでき

国立保健医療科学院 統括研究官

1991年鹿児島大学歯学部卒業、98年大阪大学大学院医学研究科社会系専攻博士課程修了。97年大阪大学医学部公衆衛生学教室助手、2004年長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔保健学助手、09年長崎大学医学部・歯学部附属病院周術期口腔管理センター講師、15年長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔保健学准教授、19年より国立保健医療科学院統括研究官、長崎大学客員教授。歯科口腔保健に関わる研究、人材育成、社会貢献に努めている。