ビタミンは、体内で合成できないものの、正常な生理機能の維持に必要不可欠な微量有機化合物である。13の種類があり、各ビタミンはそれぞれ異なる生理的役割を担っている。食事からの適切な摂取が重要で、過不足のない摂取が求められる。
ビタミンとは
ビタミンは、体内でほとんど合成できないにもかかわらず、正常な生理機能の維持に不可欠な微量の有機化合物であり、食事からの摂取が必要な栄養素です。現在、13種類の化合物がビタミンとされており、その溶解性に基づき、水溶性ビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC)と脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)に分類されます[1][2]。
各ビタミンの働き
各ビタミンにはそれぞれの働きがあり、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCは抗酸化機能を持つビタミンの代表です。また、ビタミンCは酸化されたビタミンEを還元し、抗酸化能を回復させるという相互作用があり[3]、サプリメントでビタミンEのみを過剰に摂取すると、この両者のバランスが崩れる可能性があります[4][5]。また、ビタミンDは骨の健康維持に寄与します。なお、ビタミンDとカルシウムを併用する方が、骨折予防効果が高い可能性も報告されています[6][7]。ビタミンKは血液の正常な凝固に働き、骨の健康にも働きます。ビタミンB1、B2、ナイアシンはエネルギー代謝を助ける働き、ビタミンB6はたんぱく質代謝を助ける働きがありますので、エネルギーやたんぱく質摂取量に応じてこれらビタミンの摂取を増やすことも必要です。ビタミンB12と葉酸は赤血球の生成や神経細胞の機能維持に対して協力して働きます。
ビタミンの摂取源
ビタミンは野菜や果物からの摂取を想像する方が多いですが、ビタミンDやビタミンB12のように、肉や魚に多く含まれるものもあります。そのため、さまざまなビタミンを効率的に摂取するためには、多様な食品をバランス良く食べる必要があります。また、ビタミンDは皮膚に紫外線が当たることで体内でも生成されるため、過度に日光を避けすぎないことも重要です[8]。
(最終更新日:2025年12月1日)