人体に必要なミネラルの一種で、体液の浸透圧の調整などを行う。また、ナトリウムの吸収を抑制し血管拡張を促進することで、血圧を低下させる役割がある。
カリウムは、人体に必要なミネラルの一種で、体液の浸透圧の調整を行っています。そのほか、体内の酸性・アルカリ性のバランスの調整、神経や筋肉の興奮伝導にも関わっています。
日本人の主なカリウム摂取源の約20%は野菜類から摂取されていますが、そのほかにも肉類や果物、牛乳・乳製品、お茶などの様々な食品から摂取されています[1,2]。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病の発症予防を目的としたカリウム摂取の目標量は、18歳以上の男性で3,000mg/日以上、女性で2,600mg/日以上と設定されています[3]。令和5年の国民健康・栄養調査によると、カリウム摂取量の平均値は20歳以上の男性で2,370mg/日、女性で2,190mg/日であり、男女ともに目標量を下回っている状況です[4]。
カリウムにはナトリウムの排出を促す作用などがあり、血圧低下につながることが知られています。また、カリウムの摂取量を増加させ、ナトリウムの摂取量を減らすことは、脳卒中等の心血管疾患のリスクを低下させるとも報告されています[5]。
なお、日本人のカリウム摂取量の平均値は目標量を下回っているため、多くの方にはカリウムが豊富な食事が望ましいと考えられます。ただし、腎臓機能が低下している方はカリウムの摂取制限が必要な場合があるため、医師の指示に従ってください。
(最終更新日:2026年5月15日)