マグネシウム(まぐねしうむ)

人体の構成に必須なミネラルの一種で、体内のさまざまな代謝を助ける機能(酵素反応やエネルギー産生など)を持つ。

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マグネシウムは、人体の構成に必須なミネラルの一種です。成人の体内には、約25gのマグネシウムが存在し、その50~60%は骨や歯に含まれ、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも関与しています。

マグネシウムの不足は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、不整脈や虚血性心疾患、高血圧、メタボリックシンドローム、2型糖尿病などとの関連が報告されています。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」[1]では、1日当たりのマグネシウムの推奨量を成人男性で330mgから380mg、成人女性で280mgから290mgの間にそれぞれ年齢階級別に設定しています。マグネシウムは穀類、豆類、種実類、野菜類、藻類などの植物性食品に広く含まれています。

通常の食事では摂り過ぎることはありませんが、それ以外にサプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎると下痢を起こすことがあります。

(最終更新日:2025年12月1日)

松﨑 広志 まつざき ひろし

東京農業大学応用生物科学部栄養科学科教授

博士(生物環境調節学)、管理栄養士
東京農業大学短期大学部栄養学科助手、講師、准教授、東京農業大学応用生物科学部栄養科学科准教授等を経て、2014年より現職。
ミネラルの過不足摂取時における生体内ミネラル代謝調節に関する栄養生理学的検討を研究テーマとしている。

参考文献

  1. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会「日本人の食事摂取基準(2025年版)『日本人の食事摂取基準』策定検討会報告書」
    https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316585.pdf